にゃふぅ

今日はいきなり第一陣で漕ぐことになりました。
実は昨日が目的地点まで到達せずに終わったために第一陣はこぐ距離がちびっと長くなっているのです・・・・・・が。
「……荒れてるなあ」
そうなのです。
琵琶湖の北のほうは遠慮なく荒れるのです。
おまけに漕ぎのうまい方々がまとめて夕べ帰ってしまってたりするのでちょっっっっっっっっっとやばいです。
ええ。しかもコックス(舵取り)は一回生。
やばさMAX。
……なお、白波立ってるのは見えないことにします。
まあそこを何とかかんとか出艇。
目指すは磯漁港。
とりあえず心配な天気なのでビニール袋で二重に包んで私の携帯を持っていきます。ウェザーニュース取ってるから雷がやばいときとか連絡入るし。
2秒で後悔。
まず、後ろから平気で波が襲い掛かってきます。
そして揺れます。
漕いでる途中にオールのあるところの水がなくなったりします。
もうカンペキ鬱です。
「おーいコックス何か芸しろー」
荒んだ気持ちを紛らわせろコックス……
「いや芸とかせんでいいからちゃんと舵取れ」


・・・・・・・・・・・・・・・。


そして鬱が極限まで来たとき!
前に座るT居が壊れました。
「……にゃふぅ、そう」
「にゃふぅ〜、そう」
「にゃふぅ〜、そう」
えー、解説しとくとボートを漕ぐとき、オールを水に入れるタイミングを合わせるために「キャッチ、ソー」という掛け声を入れるわけですよ。それがT居が壊れた結果こういうものに変わったわけですが。
娯楽の少ない船の上、早速私も乗りますとも。
「「にゃふぅ〜、そう」」
「「にゃふぅ〜、そう」」
…………怖い光景が広がっていました。